減点方式の婚活をしている人ほど、結婚が遠くなる

「ここがもう少し○○だったらな……」

お見合いを終えたあと、そんなふうに相手の惜しいところばかり思い浮かんでいませんか?

年収は悪くない。でも、もう少し高ければ。
話しやすかった。でも、見た目が好みじゃない。
誠実そうだった。でも、少し頼りない。
条件は合っている。でも、何かが足りない。

お見合い後に相手との今後について考える40代女性

そして最後は、「もっと自分に合う人がいるかもしれない」と、次の人へ。

一人ひとりを見れば、それなりに良いところもあったはず。
それなのに、会うたびに「足りないもの」を探してしまう。

もし心当たりがあるなら、相手選びが慎重なのではなく、知らないうちに「減点方式の婚活」になっているのかもしれません。

そして、この減点方式。
続ければ続けるほど、結婚相手を見つけるのが難しくなることがあります。

何人会っても「何か違う」で終わってしまう。
そんな方にこそ、一度考えてみてほしいテーマです。

この記事で分かること

  • 婚活で「いい人がいない」と感じる理由
  • 減点方式の婚活が長引きやすい理由
  • 本当に譲れない条件と、ただの好みの違い
  • お見合いで相手を見るときのポイント
  • ご縁を逃さない「加点方式」の考え方

1.会った瞬間から「不合格の理由」を探していませんか?

お見合いが始まりました。

年齢、よし。
仕事、よし。
年収、よし。
住んでいる場所、よし。

お見合いで相手の気になるところを探してしまう40代女性



ところが話してみると、「ちょっと話し方が気になる」マイナス10点。
「思ったよりおしゃれじゃない」マイナス10点。
「趣味が合わない」マイナス10点。
「なんとなくドキドキしない」はい、不合格。

……これを繰り返していたら、なかなか結婚相手は決まりません。

なぜならあなたの希望を100%満たすために、相手がいるわけではないからです。
しかも、お見合いの1時間程度で分かることなんて、その人のほんの一部分です。

緊張していただけかもしれない。
服装は変えられるかもしれない。
LINEが苦手なだけかもしれない。
口下手でも、実はとても誠実な人かもしれない。

それなのに一つ気になるところを見つけた瞬間、
「この人は違う」と全部を切ってしまう。

それでは、相手を見極めているというより、断る理由を探している婚活になってしまいます。


2.「普通の人でいい」が、実はいちばん難しい

婚活をしている方から、
「そんなに高望みしていません。普通の人でいいんです」と言われることがあります。

ところが、その「普通」を聞いてみると、

年収はこれくらい。
年齢はこの範囲。
清潔感があって。
身長もある程度あって。
会話が上手で。
優しくて。
決断力もあって。
できれば近くに住んでいて。
見た目も生理的に無理ではなくて……。

それ、本当に「普通」ですか?

一つひとつは特別高い条件ではなくても、全部そろった人となると話は別です。
そして、もう一つ。

その「普通の人」から、自分も選ばれなければ結婚には進みません。

婚活は、自分だけが相手を選ぶ場所ではありません。
こちらが相手を見ているのと同じように、相手もこちらを見ています。

ここを忘れてしまうと、婚活は急に難しくなります。


3.欠点のない人より「気にならない欠点」の人を探す

長く仲人をしていると、結婚相手を選ぶうえで大切なのは、
「欠点がないこと」ではない
と感じます。

そもそも欠点のない人なんて、ほとんどいません。

大切なのは、
「この人のここなら、まあいいか」
と思えることです。

少し口下手だけれど、誠実。
LINEはマメではないけれど、約束は守る。
趣味は違うけれど、こちらの趣味を否定しない。
おしゃれではないけれど、清潔感はある。
リードするタイプではないけれど、こちらの意見をきちんと聞いてくれる。

結婚生活では、案外こういう部分のほうが大切だったりします。
毎日一緒に暮らす相手です。
プロフィールの条件表を眺めながら生活するわけではありません。

「スペックがいい人」と「一緒に暮らしやすい人」は、必ずしも同じではないのです。

もちろん、何でも妥協すればいいという話ではありません。

子どもについての考え方、結婚後に住む場所、金銭感覚、働き方、家族との関わり方。

こうした結婚生活に大きく関係する部分は、無理に合わせる必要はありません。

一方で、

「写真よりタイプではなかった」
「初対面で会話が弾まなかった」
「LINEが短い」
「服装が好みじゃない」
「趣味が違う」

こうしたことまで全部「譲れない条件」にしてしまうと、候補者はどんどん少なくなります。

それは本当に譲れない条件なのか。それとも、ただの好みなのか。

一度分けて考えてみることも大切です。


4.婚活歴が長くなるほど「理想の人」が出来上がる


ここは少し厳しい話です。

たくさんの人と会えば、人を見る目が養われる。
そう思うかもしれません。

もちろん、そういう面もあります。
でも婚活では、逆のことが起こる場合があります。

10人会う。
20人会う。
30人会う。

すると、

「前に会った人のほうが年収は高かった」
「前の人のほうが話は面白かった」
「この人より、もっと合う人がいるかもしれない」

婚活で過去に会った相手と比較し理想の相手を考える40代男性


と、いつの間にか過去に会った何人もの「良かった部分」だけを合体させた架空の理想像ができてしまうことがあります。

年収はAさん。
見た目はBさん。
会話はCさん。
優しさはDさん。
行動力はEさん。

そんな人を探し始めたら、なかなか見つかりません。

だって、その人は最初から実在していないからです。
「もっといい人がいるかも」と探し続けた結果、以前なら「いい人」と思えた相手まで物足りなく感じる。

これは婚活が長期化する一つのパターンです。


5.「ピンとこない」だけで、ご縁を切っていませんか?

お見合い後によくあるのが、「悪い人じゃないんですけど、ピンときませんでした」という理由です。

もちろん、本当に合わないと感じることはあります。
でも、「ピンとこない」を毎回使っているなら一度考えてみてください。

結婚相手には、最初からピンとくるものなのでしょうか。

現実のお見合いでは、

「もう一度くらい話してみようかな」
くらいから始まるご縁もあります。

最初は何とも思わなかった。
でも何度か会ったら話しやすくなった。
気づいたら、一緒にいると落ち着くようになった。

そういう関係もあります。

「好き!」から始まる結婚だけが、良い結婚ではありません。

「嫌ではない」「もう一度会ってもいい」。
婚活では、このくらいの気持ちをすぐに捨てないことも大切です。


6.相手を採点する前に「選ばれる自分」も考える

相手に、もっと会話力があってほしい。
もっと気遣ってほしい。
もっとおしゃれでいてほしい。
もっと積極的に誘ってほしい。
もっと収入があってほしい。

そう思うこと自体が悪いわけではありません。

ただ、一度だけ考えてみてください。

自分は相手から見たとき、何点でしょうか。

会話をしていて、相手も楽しいと感じているだろうか。
こちらからも、相手を知ろうと質問しているだろうか。
一緒にいる時間を心地よくするための気遣いはできているだろうか。
「また会いたい」と思ってもらえる接し方をしているだろうか。

婚活では不思議なもので、活動が長くなるほど「選ぶ目」は厳しくなるのに、「選ばれる自分」という視点が抜けてしまうことがあります。

婚活は、選ぶことと選ばれることの両方で成り立っています。

相手だけを採点するのではなく、自分自身も「また会いたい」と思ってもらえる存在になれているか。

ここを振り返るだけでも、婚活の流れが変わることがあります。


7.減点ではなく「小さなプラス」を拾ってみる

これは、

「嫌なところには目をつぶりましょう」
「条件を下げましょう」
「誰でもいいから交際しましょう」

という話ではありません。

そうではなく、

マイナスを見るなら、同じくらいプラスも見る。

それだけです。

「話は上手じゃなかった。でも、私の話を最後まで聞いてくれた」
「短いLINEでも、必ず返信してくれる」
「見た目はタイプじゃなかったけれど、一緒にいて疲れなかった」
「リードは苦手そう。それでも、こちらの希望を聞いてお店を探してくれた」

お互いの良いところを知りながら会話を楽しむ40代の男女


そんな小さなプラスを拾ってみてください。

婚活では、欠点は一度で見つかります。
でもその人の本当の良さは、一度では分からないことがあります。


「いい人がいない」の前に、一度だけ考えてみてほしいこと

何人会っても決まらない。
お見合いはできるのに交際につながらない。
交際しても、すぐ相手の嫌なところが気になる。

そんな状態が続いているなら、変えるべきなのは、「相手」ではなく「相手を見る基準」なのかもしれません。

婚活は、100点の人を探すゲームではありません。
最初は70点に見えた人でも、会ううちに「こんな良さもあるんだ」と80点、90点になっていくことがあります。
反対に最初は100点に見えた人が、実際に付き合ってみたら違ったということもあります。

だから私は「条件に合う人」だけではなく、「一緒にいる自分が嫌いにならない人」を見てほしいと思っています。


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「お見合いしても毎回断ってしまう」
「仮交際になっても相手の欠点ばかり気になる」
「条件を下げたくはない。でも、このままでいいのか分からない」
といったご相談もお受けしています。

条件を捨てる必要はありません。
ただ、その条件が本当に結婚生活に必要なものなのか。

一度整理してみると今まで「ナシ」と思っていた人の中に、大切なご縁があったことに気づくかもしれません。

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