婚活で「ピンとこない」を繰り返す人へ|その直感、本当に正しい?

「いい人だとは思うんです」

「優しいし、話もちゃんと聞いてくれました」

「条件も悪くないんです」

ここまで聞くと、「じゃあ、もう一度会ってみたら?」と思うのですが、最後に出てくるのがこの一言。

「でも、なんかピンとこないんですよね」

婚活をしていると、本当によく聞く言葉です。

この「ピンとこない」。

実は、なかなかの曲者です。

もちろん、「なんとなく違う」という自分の感覚をすべて無視する必要はありません。

生理的に無理だった。
一緒にいると苦痛だった。
会話がまったく噛み合わなかった。
大切にしている価値観が大きく違った。

そんな相手にまで、「せっかくだから、もう一度!」と無理をする必要はありません。

婚活は我慢大会ではありませんから。

でも、
「ドキドキしなかった」

「まだ恋愛感情がない」

「いい人なんだけど、なんとなく普通だった」

という理由だけでお断りしているなら、少しだけ考えてみてほしいのです。

その「ピンとこない」は、本当に相性が悪いのでしょうか。

それとも、まだ1時間しか会っていない相手に、少し早く答えを出しすぎていませんか?


この記事で分かること

この記事では、

  • 婚活で「ピンとこない」と感じる理由
  • 恋愛のドキドキと結婚相手としての相性の違い
  • お見合いですぐに断らないほうがいいケース
  • 「もう一度会ってみる」ことで分かること
  • 婚活で相手を見極めるときに大切なポイント

についてお伝えします。


1.「ピンとこない」=相性が悪い、ではありません

初対面で、「この人だ!」と感じて、そのまま交際、結婚へ進む人もいます。

確かにいます。

でも、全員がそうではありません。

最初は特別な印象がなかったのに、何度か会ううちに、「なんだか居心地がいいな」

「一緒にいると変に気を使わなくていい」

「この人のこと、もう少し知りたいな」

と、少しずつ気持ちが変わっていくこともあります。

特にお見合いは初対面同士です。

緊張しているのは、自分だけではありません。

普段ならよく話す人がうまく話せなかったり、いつもなら笑顔の多い人が少し硬くなっていたりすることもあります。

お見合いの1時間だけで、その人の全部が分かったら苦労しません。

だから最初から、「この人と結婚できるか?」まで決めなくてもいいのです。

最初のお見合いで考えるのは、「もう一度会ってみたいか」くらいで十分。

もっと言えば、「もう一度会うのは嫌じゃない」でもいいのです。

婚活では、この小さな「もう一回」が意外と大切です。


2.婚活で「ドキドキ」を求めすぎていませんか?

婚活で「ピンとこない」と感じる理由を考える40代男性

「いい人だったんですけど、ドキドキしませんでした」

これも、お見合い後によく聞く言葉です。

もちろん、好きという気持ちは大切です。

結婚するのだから恋愛感情なんて必要ありません、という話ではありません。

でも、少し考えてみてください。

結婚したいのは、ずっとドキドキさせてくれる人でしょうか。

それとも、一緒にいて安心できる人でしょうか。

結婚生活の大半は、ドラマのような場面ではありません。

一緒にご飯を食べる。
何でもない話をする。
疲れている日は静かに過ごす。
スーパーで「牛乳あったっけ?」と確認する。
具合が悪ければ助け合う。
意見が違ったら話し合う。

そんな普通の日常が、何年、何十年と続いていきます。

毎日毎日、胸がドキドキしていたら、それはそれで少々疲れそうです。

だから結婚相手に必要なのは、「ドキドキ」より「ホッとする」なのかもしれません。

最初は強く惹かれなくても、会うたびに安心感が増して、「この人といると楽だな」

「また会いたいな」

という気持ちが育っていくことがあります。

恋愛感情は、初対面で完成していなくてもいいのです。

「ドキドキしない=結婚相手としてナシ」
とは限らないのです。


3.お見合いが「減点ゲーム」になっていませんか?

お見合いのあと、相手のことを振り返っていると、気になるところはいろいろ出てきます。

「思っていたより身長が低かった」

「話し方がちょっと気になった」

「服装が好みじゃなかった」

「趣味が合わなそう」

「写真のほうが良かった」

結婚相手を探しているのですから、気になる部分があるのは当然です。

絶対に譲れないことまで、「気にしないようにしましょう」と言うつもりもありません。

でも、ここで少し考えてみてください。

今日会ったその人を、一つの気になる点だけで、全部「ナシ」にしていませんか?

服装は変わるかもしれません。

趣味が同じでなくても、一緒に楽しめることは見つかるかもしれません。

初対面で緊張して、いつものように話せなかっただけかもしれません。

それよりも、

「こちらの話をきちんと聞いてくれた」

「店員さんにも感じよく接していた」

「誠実そうだった」

「一緒にいて疲れなかった」

そんな部分はどうだったでしょうか。

婚活が長くなると、知らないうちに、

「自分に合う人を探す」より、「この人がダメな理由を探す」ほうが上手になってしまうことがあります。

これ、婚活ではちょっと困った上達です。

しかも忘れてはいけないのが、こちらも相手から見られているということ。

婚活は、自分だけが審査員になって相手を採点する場ではありません。

お互いに完璧ではないからこそ、「減点する材料」だけではなく、「この人の、もう少し知りたいところはどこだろう?」という見方も持ってみてください。

その少しの余白が、ご縁をつなぐことがあります。


4.「ナシではない。でも分からない」なら、もう一度会ってみる

婚活で「今はやめておく」か「もう一度会ってみる」か迷う40代女性

お見合いが終わったあと、

「どうでした?」と聞くと、
「うーん……悪くはなかったんですけど……」という答えが返ってくることがあります。

そんなとき私は、「だったら、もう一度会ってみてもいいんじゃない?」と思います。

なぜなら、「悪くない。でも分からない」は、「ナシ」とは違うからです。

本当に、まだ分からないだけかもしれません。

1回目のお見合いでは、お互いに緊張していた。

2回目なら、もう少し自然に話せた。

3回目になったら、意外な一面が見えてきた。

人は、1時間程度のお見合いですべてが分かるほど単純ではありません。

だから「ナシではない。でも、まだ分からない」という相手なら、「もう一度会ってみる」という選択肢があります。

これは、「妥協して付き合いましょう」という話ではありません。

まだ判断材料が足りないなら、もう少し知ってから決めればいい、というだけです。

2回目に会って「やっぱり違った」と思ったなら、それでいいのです。

でも、1回目より話しやすかったり、「意外と面白い人だった」「思っていたより優しい人だった」と印象が変わることもあります。

そして何度か会ううちに、「なんだかこの人といると安心する」という気持ちが生まれることもあります。

1回目で心が動かなかったからといって、その人とのご縁までゼロとは限りません。


5.それでも「ピンとこない」なら、その正体を考えてみる

何人に会っても「ピンとこない」「今回も違う」「次の人も違う」となっているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

「私は、この人の何に違和感を持ったんだろう?」

婚活で「もう一度会ってみる」か迷う40代女性

価値観でしょうか。

会話でしょうか。

見た目でしょうか。

距離感でしょうか。

金銭感覚でしょうか。

生活スタイルでしょうか。

それとも、自分が思い描いていた「恋愛の始まり方」と違うからでしょうか。

ここを言葉にしてみることは、とても大切です。

「ピンとこない」の中身が分かってくると、自分が結婚相手に本当に求めているものも見えてきます。

反対に理由を考えないまま、「なんとなく違うから終了」を繰り返していると、次の人もその次の人も「なんとなく違う」になってしまう可能性があります。

そして最後には、「いい人がいないんです」となってしまう。

ここで、少しだけ耳の痛いことを。

本当に「いい人」がいないのでしょうか。

それとも、

いい人かどうか分かる前に、自分で終了ボタンを押してしまっているのでしょうか。

婚活が長引いている方ほど、一度考えてみてほしいところです。


「ピンとこない」を、すぐに「ナシ」にしなくてもいい

婚活で大切なのは、「一瞬で好きになれる人」を探すことだけではありません。

「この人といると自然だな」

「ちゃんと話を聞いてくれるな」

「もう少し話してみたいな」

「また会ってもいいかな」

そんな小さな気持ちから始まるご縁もあります。

もちろん、「どうしても違う」と感じる相手と無理に交際する必要はありません。

自分の感覚を大切にすることも必要です。

でも、

「ドキドキしなかった」

「なんとなく普通だった」

というだけなら、もう一度くらい会ってみてもいいのではないでしょうか。

初回のお見合いでは感じなかったものが、2回目、3回目で少しずつ見えてくることがあります。

婚活では、

「ピンとくる人を探す」より、
「一緒にいるうちに好きになれそうな人を見つける」

という考え方も、とても大切です。


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そんな答えの出しにくい迷いこそ、一緒に整理していきます。

婚活は、この人しかいない!」という雷に打たれるような出会いばかりではありません。

むしろ、「この人と、もう一度ご飯を食べてもいいかな」くらいから始まるご縁もあります。

運命の人が、初対面から分かりやすく「私が運命の人です」という顔をして現れてくれるとは限りません。

だから、「ピンとこない」で終わらせる前に。

あと一回だけ、その人を知ってみませんか?

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