切なさの正体 ― あるお問合せから思ったこと

昨日、当相談所のホームページをご覧になったという方から、一本のお問い合わせのお電話をいただきました。
電話口の彼は、都内在住の外科医。
ご両親は医師と元タカラジェンヌ。
一人っ子で、小田原で生まれ育ち、父親の勧めで九州の高校へ進学。
愛車はゴールドの高級車。
身長は190cmの痩せ型で、年齢は36歳――。
お話だけを聞けば、いわゆる「条件の良い方」です。
婚活市場では、引く手あまたと言われるプロフィールでしょう。
しかし、声や話し方から、どうしても拭えない違和感がありました。
落ち着いている、というよりも、
年齢の印象がどうしても50代に近く感じられたのです。
それでも彼は、無料相談のご予約を入れてくださいました。
ですが、その後――来所されることはありませんでした。
◆語ったあとに、戻れなくなることもある

ここまでご自身のことを語ってしまった以上、
「今さら行くことができなくなった」のかもしれません。
1時間以上、彼の話を聞いたあとに残った感情は、
怒りでも、呆れでもなく――
ただ、切なさでした。
本当に忙しく、日々が充実している方であれば、
これほど長い時間を、見知らぬ相談所との電話に費やす余裕はないはずです。
そして、もし
・心が落ち着く趣味
・気軽に話せる相手
・安心できる居場所
そういったものが少しでもあれば、
自分を大きく見せる必要はなかったのではないかと思います。
◆肩書きの奥にあったもの

もしかすると、彼が並べた肩書きや環境は、
現実というよりも、
心の中にある憧れや願望だったのかもしれません。
本当は誰かに必要とされたい。
認められたい。
幸せになりたい。
でも、現実は思うようにいかない。
その苦しさが、
少しずつ形を変え、
“理想の自分”をつぎはぎで作らせてしまったのではないか――
そんなふうに感じました。
年齢についても、36歳とおっしゃっていましたが、
声や雰囲気から受ける印象は、
やはりそれよりだいぶ上の世代に近いものでした。
◆ありのままのあなたで、いい

もし、できることなら…。
どうか今の自分を否定せず、
無理に飾ることなく、
穏やかに、幸せに生きていってほしい。
虚像ではなく、
ありのままのあなたを必要としてくれる人は、
必ずどこかにいます。
婚活は、
「よく見せる競争」ではありません。
自分を受け入れ、
そのままの自分で向き合った先に、
本当のご縁は生まれます。
少なくとも私は、
そう信じています。
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